SANPU BLOG

30歳突入を機に始めた共働き社畜の雑記ブログ ~旅行、子育て、便利グッズ、お金の話、その他戯言を気ままに発信~

株式投資にはどんな種類の商品があるのか!?

SANPUです。

 社畜にも株式投資するべきだと思うと前回書きました。

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 「株式投資ってことはある企業の株式へ投資するってことでしょ。その企業が倒産でもしたらと考えるとコワい・・・」と思われる方もいるかもしれないですが、株式投資の商品はある企業の株式(個別株)だけではありません。

個別企業の株式を買うよりもずっとリスクを減らすことができる商品もあります。

これから株式投資を始めるとして、大きく下記の3つの商品があります。

①個別株
②投資信託
③ETF

 今回は3つの特徴について整理し、どれが長期の資産運用でベストか書いていこうと思います。

 結論から言うと、投資初心者が長期で資産形成するには②③でインデックスファンドへの投資が良いと思います。 ただ、投資は自己責任なので最終的には自分が納得できるものを買うのが良いでしょう。

 ではそれぞれの特徴について書いていきます。

①個別株

 これは通常イメージする株式投資そのものだと思います。例えば「トヨタ」の株であったりというような感じで、ある企業の株を買うということです。日本の企業以外にも「Google」や「Amazon」といったアメリカ企業の株を買うこともできます。

 一つの企業の株を買うので自分が何に投資しているのかわかりやすというところはあるかもしれません。ただ、投資した企業が業績不振になったりすると損しますし、倒産なんてすればお金を失います。そのため、一つの企業に投資するのはそれなりにリスクがあると言えます。確実に倒産することはなく成長していく企業を見分ける自信があるのであれば効率的に稼げますが、初心者では難しいと思います。

 また、日本の株の場合、100株単位でしか購入することができず、ある程度まとまった金額が必要になります。そのため、複数の企業に分散してリスクを減らすということも難しいです。ちなみに2022年3月2日時点でトヨタの株は1株で2133円のため、トヨタに投資するのは20万円程度必要になります。20万円を一つの企業に投資するのは貧乏な社畜には厳しいですし、トヨタであっても業績不振の可能性な無いことは無いので少し恐いです。さらに、ユニクロを運営する(株)ファーストリテイリングの株価は2022年3月2日時点で株価は63290円なので、投資するには最小単位の100株でも600万円必要です。これはまず不可能ですね・・・社畜の自分には絶対に手が届かない・・・

 アメリカ株の場合は、日本株とは異なり1株単位で購入できますので、日本株よりは少額で投資しやすいこともあります。また、複数企業の株を購入しリスク分散しやすいと思われます。ただ、AmazonやGoogleへ投資する場合は数十万円程度必要ですが・・・

 ちなみに自分が株式投資を始めた際は、よくわからずとりあえず馴染みの日本企業の株を小額買いました。結果としてはだいたい含み損を抱えています。

 自分の場合は、まずは株式投資を知るために勉強のつもりで買いましたが、そういった目的であれば良いと思います。とりあえず株を購入し毎日値動きを見ることで、株式投資のイメージも付きますし、値上がりや値下がりした際の自身の感情変化も把握することができます。 比較的知名度があっても株価が数百円程度の安い企業もありますのでそういった銘柄で勉強してみることは正直おススメです。まずは行動してみることで得るものは大きいです。株式を購入すると自然に経済ニュースなどにも興味がでてきますし。

 

 勉強の場合というのは一旦置いておいて、一つの企業に投資するために大きな金額が必要&リスク分散できない個別株のデメリットが無く、堅実な資産形成ができると考えられるのが以降の②や③になります。

②投資信託

 投資信託とは、多くの投資家から集めたお金をひとつの大きな資金としてまとめ、運用の専門家がその資金を株式や債券などに投資&運用する金融商品のことです。投資家はその成果を投資額に応じて分配されます。

 簡単に言うと、お金を投資のプロに預けて代わりに運用してもらうということです。投資信託のことをファンドと言ったりもします。

 プロに運用してもらうということで自分で個別株を購入するのとは異なり信託報酬と言われる手数料がかかります。プロに投資&運用してもらうためにかかる経費ということで投資信託を保有している間ずっと支払い続けるものになります。しかし、優良ファンドでは0.1~0.5%程度であり、100万円投資しても年間1000円~5000円程度でそんなに大きい額ではありません。信託報酬というデメリット以上にメリットが大きい思います。具体的には次のようなメリットがあります。

・小額から投資を始めることができる。

 だいたい100円から投資できる商品が多いです。

・投資のプロに運用してもらうため銘柄選びの知識が必要なく、ほったらかしできる。

 自分で企業の業績や今後の成長性等を調べる必要が無い。また、毎日株価をチェックして売買をしたりする必要もなく基本的にはほったらかしにできます。

・毎月〇〇〇円投資するというように積立投資ができる。

 積立設定で毎月同額ずつ自動で積立投資を続けることができる。

・小額で複数銘柄へ投資することができ、リスク分散ができる。

 投資信託では商品一つで複数銘柄へ投資していることがほとんどであり、少額でリスク分散が可能。1企業の倒産や業績不振のリスクを心配する必要はあまりない。

 

 このように、個別株投資のような小額投資ができず、リスク分散が難しいといったデメリットが無いため、比較的安心できます。

 投信信託には大きく分けて、「インデックスファンド」、「アクティブファンド」、があります。それぞれ簡単にまとめると下記表です。

 インデックスファンドは指数に連動した成績を目指して運用されるもので、小額で市場全体に投資することができます。指数というのは日本でいうと日経平均とかアメリカでいうとS&P500などである国全体や複数企業の株価の動きを表しているものです。100円程度で日本やアメリカほぼ全体の銘柄に分散投資できるということです。そのため個別株のように一つの企業の業績不振や倒産等の影響はほとんど受けることはなくリスク分散ができます。特に分散効果が高い全世界の指数をめざすインデックスファンドや今までの実績から長期成績が一番良いアメリカの指数を目指すインデックスファンドなどがおススメです。

 アクティブファンドは指数以上の成績を目指して運用するファンドです。それを聞くと「インデックスファンドよりも良いのでは!?」と思いますが、デメリットもあります。まずは信託報酬が高いことが多いです。また、指数以上を目指すというだけで結果的に指数以下になる可能性もありリスクは高めです。実際には、長期の成績では8割のアクティブファンドはインデックスファンドに負けているという話も聞きます。

 それだけどんな投資のプロでも株式市場で良い成績を出し続けることは難しいということです。初心者ならなおさらですね。負けないことが大事だと思いますので大人しくインデックスファンドに投資をして市場の動きに身を任せるのが最適ではないかなと思います。

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③ETF

 ETFとはExchange Traded Fundの略で日本語では上場投資信託と言います。②で説明した投資信託との違いは上場しているかしていないかの差です。まとめると下記表のような形です。個別株のように株式市場でリアルタイムで購入できる投資信託というイメージです。売買しやすいといったメリットはありますが、毎月同額の積み立てや配当の再投資が自動でできないなどのデメリットはあります。

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まとめ

 ①株式、②投資信託、③ETFについてまとめておきます。

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 株式投資には個別株以外にも投資信託やETFがあります。それらの方が小額で分散投資ができリスクを減らすことができます。

 初心者には投資信託かETFを購入し小額から分散投資するのが良いと思います。さらに、貯金の代わりに毎月同額ずつ投資できる投資信託を使用して投資していくのが良いのではないかと思います。これにより、銘柄分散と時間分散効果で限りなくリスクを低減できます。

 また、購入するのは投資信託の中でもより分散が効いた全世界インデックスファンドや今までの実績から好成績な米国インデックスあたりがおススメと思います。

 自分も全世界と米国のインデックスファンドへ積立投資しています。

全世界や米国などの指数ごとのパフォーマンス詳細については今度書こうと思います。