SANPU BLOG

30歳突入を機に始めた共働き社畜の雑記ブログ ~旅行、子育て、便利グッズ、お金の話、その他戯言を気ままに発信~

【2022/12 我が家の総資産】共働き社畜家庭の総資産整理

SANPUです。

 

 年末年始の長期連休中で時間があったため、2022年末の我が家の総資産を整理した。連休から少し時間が経ちましたが、覚えのためまとめておこうと思います。

2022年12月末時点の総資産

 2022年末の資産合計は3106万円という結果でした。

 8月の資産整理時に3000万円を超えてアッパーマス層に到達し、転落することなく2023年を迎えることができました。

 

 2022年中盤から育休中の妻の手当てが無くなって完全に1馬力になったことと、各国の利上げなどによる世界経済の悪化でインデックス投資の伸びが停滞していることで年末にかけて資産増加スピードが落ちました。

 2023年は妻が仕事復帰するため、今年よりは資産増加スピードが増えると思われる。インデックス投資は世界経済次第ですが、まだまだ停滞が続きそうな予感・・・

 ただ、絶好の買い場と考えてこのまま積立投資に励むべし!

 現金比率は63%とまだまだ高いので入金力を見直しもう少し比率を減らしたいところです。

 

 目標の1億円までは程遠いですが引き続き地道に頑張るぞー!!

 

以上です。

 

↓2022/8の資産整理結果はこちら

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↓我が家の資産運用目標と投資先についてはこちら

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↓我が家の投資先の考え方についてはこちら

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【2022/10投資実績】共働き社畜夫の2022年10月の投資状況

SANPUです。

 

 10月の最終日曜日ということで10月の投資実績を記録しておきます。

 ちなみに先月は忘れたので8月の実績はこちら↓

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つみたてNISA

[投資先]

eMAXIS Slim米国株式(S&P500)

[投資額]

年40万円 (非課税枠満額、毎日積立)

[開始時期]

2018.1-

[状況]

 

 

[感想]

 8月から総資産としては1万円程度減。景気の波を気にせずこのまま積み立てを続けるのみ。

ジュニアNISA

[投資先]

eMAXISSlim全世界株式(オールカントリー) [通称:オルカン]

[投資額]

年80万円 (非課税枠満額、毎日積立)

[開始時期]

2022.4-

[状況]

 

[感想]

 収益率は8月の5.3%から2.0%へ悪化。こちらも今の収益を気にしてもあまり意味が無いためこのまま積み立てを続ける。

特定口座

<特定口座>

[投資先①]

eMAXISSlim全世界株式(オールカントリー) [通称:オルカン]

[投資額]

年96万円 (毎月16万円積立(自分&妻口座8万円ずつ)の内、自分口座の月8万円分)

[開始時期]

2021.1-

 

[投資先②]

iFreeレバレッジ NASDAQ100 [通称:レバナス]

[投資額]

毎日1000円 (毎日積立)

[開始時期]

2021.4-

 

[状況]

[感想]

 トータルの収益は7.8%→1.2%へ悪化。

 レバナスはマイナス10万円を超えた。レバナスは自分にとって宝くじと同じように思っているので今後の上昇相場に期待しつつ余剰資金で積立を継続する。

趣味枠の米国個別株/ETF

[投資先]

SPYD,MCD,XOM,ABBV,MO,VYM,HDV,IBM,ARCC,QYLD,QYLG

[投資額]

年12万円程度 (毎月1万円程度を目安に投資)

[開始時期]

2020.1-

[状況]



[感想]

 8月から何も買い足ししていないが、10万円程度資産が増えた。円安の効果か!?

全体を通しての感想

 最近仕事が忙しすぎて株価のチェックを全くしておらず2カ月ぶりに確認したが、成績は思わしくないようだ。仕事が忙しいことであまり投資状況が気にならずに済んでいるのは良いことだ。長期目線のためあまり短期の成績は気にせず、放置を続けよう。

 

以上です。

 

↓自分が全世界株と米国株中心に投資するという結論に至った理由についてはこちら

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【2022/8投資実績】共働き社畜夫の2022年8月の投資状況

SANPUです。

 

 8月の最終日曜日ということで8月の投資実績を記録しておきます。

 ちなみに先月の実績はこちら↓

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つみたてNISA

[投資先]

eMAXIS Slim米国株式(S&P500)

[投資額]

年40万円 (非課税枠満額、毎日積立)

[開始時期]

2018.1-

[状況]

[感想]

 キレイな右肩上がりをキープ。暴落した株価が戻りつつあるため前月より収益が12万円程度UP。先週の金曜日に米国指数の大きな下げがあったがそれはまだ反映されていないと思われる。しかし、今は資産形成時期のため暴落がきてもあまり気にならない。むしろバーゲンセールとなるためウェルカムです。

ジュニアNISA

[投資先]

eMAXISSlim全世界株式(オールカントリー) [通称:オルカン]

[投資額]

年80万円 (非課税枠満額、毎日積立)

[開始時期]

2022.4-

[状況]

[感想]

 こちらも株価が戻りつつあるため収益は12000円程度UP。今年4月に積立開始したばかりであり、金額も少ないため特に何とも思わない。このまま感情に流されずに積み立てを続ける。

特定口座

<特定口座>

[投資先①]

eMAXISSlim全世界株式(オールカントリー) [通称:オルカン]

[投資額]

年96万円 (毎月16万円積立(自分&妻口座8万円ずつ)の内、自分口座の月8万円分)

[開始時期]

2021.1-

 

[投資先②]

iFreeレバレッジ NASDAQ100 [通称:レバナス]

[投資額]

毎日1000円 (毎日積立)

[開始時期]

2021.4-

 

[状況]

[感想]

 こちらも株価が戻ってきた影響で運用収益額がUP。先月は7万円程度だったが現在は14万円と倍になっている。庶民としてはこの程度の収益額増になると増えたな~と感じはするがまだまだ目標に対しては微々たるもの。このまま積み立てを継続する。

 レバナスはまだまだマイナスをさまよっているが気にしない。このまま安い時期に仕込み続けて今後の爆発的な伸びを期待しておく。

趣味枠の米国個別株/ETF

[投資先]

SPYD,MCD,XOM,ABBV,MO,VYM,HDV,IBM,ARCC,QYLD,QYLG

[投資額]

年12万円程度 (毎月1万円程度を目安に投資)

[開始時期]

2020.1-

[状況]



[感想]

 8月も7月同様に仕事に追われており買い増しできず完全放置。そのため特にポートフォリオに変わりはない。総価値としては3万円程度増えた。株価は上がったり下がったりするので一喜一憂してもしょうがないのだが、お金が働いて自分は何もせずとも3万円増えるのを見ると嬉しいし、投資しない手は無いように感じる。

全体を通しての感想

 7月に続き仕事が忙しく完全なほったらかし投資となっている。自動積立設定によるインデックス投資がメインなので問題はない。社畜には本当にインデックス投資が相性抜群だと思う。

 また、先週にNISAの非課税期間恒久化と投資枠の拡大を金融庁が要望するとがニュースがでていた。これは良いニュースであり、ぜひとも実現して欲しい。

 岸田首相!頼むから変な制約をつけたり複雑なシステムにしたりしないでくれ~!!

 

以上です。

 

↓自分が全世界株と米国株中心に投資するという結論に至った理由についてはこちら

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【2022/8 我が家の総資産】共働き社畜家庭の総資産整理

SANPUです。

 

 お盆の長期連休中で時間があったため、我が家の総資産を整理してみた。

 目標である1億円までの道のりの記録として残しておこうと思います。

 今後はGW、お盆、年末年始の年に3回の長期連休ごとに総資産を整理していこうと考えています。

2022年8月時点の総資産

 ついに総資産3000万円を超えてアッパーマス層に到達しました。

 このグラフを見ると夫婦二馬力で社畜としてせっせと働いた甲斐があったと感じます。

 この調子で仕事と投資を続けていきたいと思います。

 しかし、まだまだ現金比率が高いと感じるので投資へ資金を回しても良いと感じる・・・妻と入金力UPを検討しよう。

 目標の1億円までは程遠いですが地道に頑張るぞー!!

 

以上です。

 

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【2022/7投資実績】共働き社畜夫の2022年7月の投資状況

SANPUです。

 

 7月ももう終わりということで7月の投資実績を記録しておきます。

 ちなみに先月の実績はこちら

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つみたてNISA

[投資先]

eMAXIS Slim米国株式(S&P500)

[投資額]

年40万円 (非課税枠満額、毎日積立)

[開始時期]

2018.1-

[状況]

 

[感想]

 キレイな右肩上がりをキープ。2022年の前半は暴落局面もあったが、7月になり振り返るとあまり影響はないように見える。円安の効果で調子が良いように見えてるだけかもしれないが、それはコントロールできないことなので気にしない。この調子で積立を継続する。

ジュニアNISA

[投資先]

eMAXISSlim全世界株式(オールカントリー) [通称:オルカン]

[投資額]

年80万円 (非課税枠満額、毎日積立)

[開始時期]

2022.4-

[状況]

[感想]

 先月までのマイナスからプラスに転じた。ただ、今年から積立を始めたばかりで20年程度を見越しているためあまり今の実績は意味は無い。ひたすら積み立てを継続する。

特定口座

<特定口座>

[投資先①]

eMAXISSlim全世界株式(オールカントリー) [通称:オルカン]

[投資額]

年96万円 (毎月16万円積立(自分&妻口座8万円ずつ)の内、自分口座の月8万円分)

[開始時期]

2021.1-

 

[投資先②]

iFreeレバレッジ NASDAQ100 [通称:レバナス]

[投資額]

毎日1000円 (毎日積立)

[開始時期]

2021.4-

 

[状況]

[感想]

 全体では先月まではマイナスであったがプラスに転じた。オルカンの調子がだいぶ戻ってきたように思う。やはり全世界株は安心感がある。レバナスはまだ大きくマイナスになっているが、ここを我慢することで今後の上昇相場で急激な成長をすることを祈って積み立てを継続する。

趣味枠の米国個別株/ETF

[投資先]

SPYD,MCD,XOM,ABBV,MO,VYM,HDV,IBM,ARCC,QYLD,QYLG

[投資額]

年12万円程度 (毎月1万円程度を目安に投資)

[開始時期]

2020.1-

[状況]

[感想]

 7月は仕事に追われており買い増しできず完全放置。そのため特にポートフォリオに変わりはない。成績も先月から大きな変化はない。

全体を通しての感想

 最近仕事が忙しく完全なほったらかし投資となっている。感情が全く入る余地がないのでインデックス投資の理想型ではある。このまま自動積立を続けてお金に勝手に働いてもらおうと思う。

 

以上です。

 

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【2022/6投資実績】共働き社畜夫の2022年6月の投資状況

SANPUです。

 

 以前に我が家の資産運用目標と投資先についてブログを書きました。

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 これからは毎月の投資状況を記録として書いていこうと思っています。

 

 毎月最終週末にその月の投資状況をアップしていこうと考えています。本当は毎月の月末に記事を書いてアップしたいところですが、社畜の自分には平日に記事を書く時間も余力もないため週末にします。

 ちなみに記録として残しておくのはすぐにアクセスできる自分の口座のみです。妻の口座は入っていません。

 それでは早速、6月の投資状況です。

つみたてNISA

[投資先]

eMAXIS Slim米国株式(S&P500)

[投資額]

年40万円 (非課税枠満額、毎日積立)

[開始時期]

2018.1-

[状況]

[感想]

 2018年から開始しているだけあってはこの暴落相場でもしっかり含み益をキープ。これを見ると投資をしないという選択肢は無くなるし、暴落相場も怖く感じない。この調子で積立を継続する。

ジュニアNISA

[投資先]

eMAXISSlim全世界株式(オールカントリー) [通称:オルカン]

[投資額]

年80万円 (非課税枠満額、毎日積立)

[開始時期]

2022.4-

[状況]

[感想]

 ジュニアNISAは今年の4月に始めたので昨今の暴落相場の影響をもろに食らって含み損を抱えています。しかし、20年程度を見越した長期投資なので今はこれでいい。逆に良いタイミングで初めることができたと感じる。

特定口座

<特定口座>

[投資先①]

eMAXISSlim全世界株式(オールカントリー) [通称:オルカン]

[投資額]

年96万円 (毎月16万円積立(自分&妻口座8万円ずつ)の内、自分口座の月8万円分)

[開始時期]

2021.1-

 

[投資先②]

iFreeレバレッジ NASDAQ100 [通称:レバナス]

[投資額]

毎日1000円 (毎日積立)

[開始時期]

2021.4-

 

[状況]

[感想]

 去年から積立開始し、オルカンはこの暴落相場でも含み益をキープしており非常に頼もしい。レバナスは見るに堪えない状況だが、長期的にはNASDAQは成長していくと自分は信じているので安く買い増しができて逆に嬉しく感じる。

趣味枠の米国個別株/ETF

[投資先]

SPYD,MCD,XOM,ABBV,MO,VYM,HDV,IBM,ARCC,QYLD,QYLG

[投資額]

年12万円程度 (毎月1万円程度を目安に投資)

[開始時期]

2020.1-

[状況]

[感想]

 大半がコロナショックの暴落相場で仕込んだものなので含み益も多く、良い状況。このまま暴落相場が続けば+αで買い増ししたいところ。

全体を通しての感想

 正直、長期目線のため今は含み益とか含み損とか関係なし。ひたすら無心で積立するのみ。暴落が続けば買い増しをしていく。ただし、昨今の急激な円安がこの暴落相場での買い増し欲を妨害してくる。

 

以上です。

 

↓自分が全世界株と米国株中心に投資するという結論に至った理由についてはこちら

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共働き社畜夫婦の資産運用目標と投資先について

SANPUです。

 

 以前に我が家の家計管理についての記事を書きました。

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 現在の家計管理方法をとっている目的の4つ目に「家族としての資産を見える化し、無駄遣いも抑制し投資に繋げる。」と書きました。

 投資をする理由としては、定年退職前にFIREをしたいと考えているからです。

 

 このまま共働きの社畜として、神経をすり減らしながらいつになるかわからない定年まで働き続けるよりは、ダブルインカムの入金力を生かして資産運用し、少しでも早く経済的に自由になろうと考えています。

 

 ということで今回は、我が家の資産運用について書いていきます。

 今回は資産運用の目標と何に投資しているのかをメインに書いていきます。この投資先・投資額でFIREが現実的なのかについては今後別で検証してみたいと思います。

 ちなみに、我が家では短期での一発逆転の資産運用は狙っていません。あくまで長期目線で着実な資産運用を目指しています。それまでは社畜として、耐え忍ぶ覚悟です。

 

 それでは書いていきます。

我が家の資産運用戦略目標

 目標は、

 「長期の積立投資により娘が大学入学時点(2040年)で1億円の資産を築きFIREしたい。」

 です。

 1億円はざっくりではありますが、トリニティスタディと言われる研究で毎年資産の4%ずつ取り崩し(4%ルール)ていっても30年後に97%もの確率で資産が残っているという結果を考慮して、生活費の25倍を貯めればFIREできるという目論見から決めました。(*トリニティスタディは米国インデックス前提での研究結果です。)

 したがって、年間生活費は400万円を見込んでおり、月33万円くらいです。我が家は妻&娘の3人家族であり、今の状況からすると問題なく生活できるレベルかなと思っています。ちなみに2021年度に総務省が公表した家計調査では3人家族の生活費(家賃除く)は26万円ちょいなので、家賃を入れても年間400万円は現実離れしている数値ではないと考えています。しかも、娘はいずれ独り立ちするはずなので、そうするとさらに生活費は減り余裕が見込めます。ちなみに65歳以上の年金を考慮するとさらに余裕がでてくると思っています。

 仮に、目論見が甘くて生活費がもっと必要でも、さらに数年仕事を続ければFIRE到達できると思っていますし、最悪投資結果が振るわなくてFIREできなくても老後をある程度ゆとりをもって生活できるようになるはずだと考えています。

 トリニティスタディの4%ルールについて、FIREのために必要な資産について、現在の積立額でFIREできるのかなど詳細情報や検証は今後、機会があれば別記事で書いていきたいなと思います。とりあえず簡単に目標でした。

 続いて我が家の投資先です。

我が家の投資先

投資先は下記です。つみたてNISA、ジュニアNISA、特定口座での運用です。

<つみたてNISA>

 投資先:eMAXISSlim米国株式(S&P500)

 投資額:年40万円 (非課税枠満額、毎日積立)

 開始時期:2018.1-

<ジュニアNISA>

 投資先:eMAXISSlim全世界株式(オールカントリー) [通称:オルカン]

 投資額:年80万円 (非課税枠満額、毎日積立)

 開始時期:2022.4-

<特定口座>

 投資先:eMAXISSlim全世界株式(オールカントリー) [通称:オルカン]

 投資額:年192万円 (非課税枠満額、毎月16万円積立(自分&妻口座8万円ずつ))

 開始時期:2021.1-

 

 投資先:iFreeレバレッジ NASDAQ100 [通称:レバナス]

 投資額:毎日1000円 (非課税枠満額、毎日積立)

 開始時期:2021.4-

 

 投資先の考え方は以前に下記記事に書いた通りで全世界と米国株のインデックス中心です。それにレバナスを遊び枠で入れています。

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 我が家の家計での投資としては上記になりますが、趣味枠として夫婦それぞれで米国個別株やETFへの投資もしています。これはお小遣いの範囲で各自でやっているものですが、自分は米国高配当株やETFをメインで投資しています。

 ちなみに現在のポートフォリオはこちら、

  

 投資額:年12万円程度 (毎月1万円程度を目安に投資)

 開始時期:2020.1-

 

 今回はざっくりと我が家の資産運用戦略として目標と投資先について概要を書いてみました。

 今後は記録もかねて定期的に投資状況を記事にしていこうと考えています。

 

以上です。

共働き社畜夫婦の家計管理について

SANPUです。

 

 我が家は共働き社畜で1歳になったばかりの娘がいる3人家族です。(妻は現在育休中)

 今日はそんな共働き社畜夫婦の家計管理についてのお話です。 

 

 突然ですが、共働き家庭の皆さんはどのように家計を管理しているでしょうか!?

 

 共働きになると収入源が二つになるため、管理が複雑になってくると思います。

 我が家でも試行錯誤しながらあれこれ変えてきました。

 

 夫と妻で2つの財布で別に管理するのか、両者の財布+家計財布の3つの財布で管理するのか、1つの財布にまとめてしまうのかから始まり、生活費はどちらのお金で支払うのか?項目別にするのか?など細かいところを決め始めるとキリがありません。

 時には喧嘩に発展することも・・・

 

 正直、「どのように管理するのが良いか?」という問いは永遠のテーマなのではと思っています。

 正解は無いし、どんなやり方をしてもメリットとデメリットがあると思う。

 

 我が家では色々変えていった結果、結論として今は下記方法で落ち着いています。

 今後、家庭状況や子供の成長に応じて変わってくかもしれませんが、何もなければこの方法で続けていこうと考えています。

<現在の我が家の家計管理>

財布は一つに統合!それぞれの稼いだお金の使い道は下記です。

  自分(夫)の給料:家賃&生活費含めた日常でかかる費用全て。残りはそのまま貯金として放置(想定外の出費に備えておく)

  妻の給料:貯金と投資

  自分と妻のボーナス:足して2で割り分配。それをお小遣いとする。

 

 それではもう少し詳しく、今までの変遷や今の管理方法の詳細を書いていきます。

我が家の家計管理の変遷

 我が家では、初めは夫婦の財布を統合せず別々にしていました。

 その時は、自分(夫)の財布と妻の財布をそれぞれが管理し、追加で共用の財布を準備し計3つの財布でやり繰りしていました。

 そして、生活費としてお互いの財布から同じ額だけそれぞれ共用財布に入れる方式をとっていました。

 これでも2年くらいは特に問題なく上手くいっていました。

 メリット・デメリットとしては下記でした。

メリット

・お互い働いて稼いだお金を自分で管理できるため仕事のモチベーションにつながる。

・お互いに干渉されることなくある程度自由にお金を使えるので、買いたいものがあるときに伺いをだしたりする面倒もなく、買いたいものが買えないストレスも無い。

・お互い同い年で給料とボーナスも同じくらいだったのである程度これで平等だった。

・自分のものは自分の財布で、二人のものは共用財布でといったように区別がしやすかった。

 

デメリット

・お互い無駄遣いしていていてもわからない。

・夫婦間で給料やボーナスに差がでてくると不公平になる。

・夫婦としての資産がわからない。

・子供がで来た際、妻が産休&育休を使用すると崩壊するシステム

 

 我が家でこの方式をとった際は子供もいなかったので、特に問題なく生活できていました。しかし、将来今後子供を産むことが視野に入ってからは、デメリットに書いたようにこの方式を続けることができなくなるという壁に当たりました。特に、仕事より育児を優先し子育てに苦労した方が給料が減り自由に使えるお金が減っていくシステムというのが一番のネックでした。

 そこで、できるだけ将来の起こり得る変化を考慮して変更が要らないシステムでお互いに不満や面倒が無いシステムにしたいと夫婦で相談をしました。

 夫婦で相談の結果、概要を上記しましたが、最終的には次のように行き着きました。

現在の我が家の家計管理

 まずは前提として、

 「結婚前のお金についてはお互い干渉せずそれぞれのものとする。」

 です。

 そのため、妻が結婚前にいくらお金をもっているかは自分は知りません。

 

 その前提のもと、結婚して以降のお金は統合し財布を一つにしました。

 考えかたとして重要視したのは以下の4点です。

  ①今後、生活環境の変化があっても極力維持できるシステムにする。

  ②お互いに不公平感がでて喧嘩にならないようにする。

  ③共働きのため複雑で面倒なシステムは避けシンプルにする。

  ④家族としての資産を見える化し、無駄遣いも抑制し投資に繋げる。

 

 ①については、今までのシステムでは妻の産休・育休で崩壊するので、育休・産休やその後の時短勤務、さらに子供の教育費や家などを購入しローン生活になった場合等を考慮しました。

 

 ②については、今後妻が妊娠・出産し産休や育休を取得して収入が無くなった際や育児で時短勤務になった際にどうしても給料が差が出ることを想定しています。

 今までのやり方だと自分で自由に使えるお金に差ができて、育児を頑張っている方が自由に使えるお金が少なくなるという不公平を生むシステムのため、そうならないように考慮しました。

 

 ③については、我が家は共働きで今後育児も追加されるとなると、かなり忙しくなると考えました。その場合、それぞれの給料からこの項目はどっちの給料でなどと細かく設定したり、毎月お金を引き出してこっちの通帳に入れて・・・などの無駄な気づかいや手間が極力無いように考慮しました。

 

 ④については、お互いが別の財布で管理していると、家族でのどれくらいのお金を持っているかが把握できず、老後のことや子供の教育費などの話をすることが非常に困難になると思いました。さらに、どちらかが無駄遣いをしていても気づかず、子供の教育資金でまとまった額が必要な時にお互い平等にだせなくなることや、老後になってパートナーが全然お金を持っていないなどで生活がままならなくなる恐れがあると思ったので重要視しました。

 

 そして、財布を一つにしてそれぞれ稼いだお金をどのようにやり繰りしているのかというと、下記です。

 

  自分(夫)の給料:家賃&生活費含めた日常でかかる費用全て。残りはそのまま貯金として放置(想定外の出費に備えておく)

  妻の給料:貯金と投資

  自分と妻のボーナス:足して2で割り分配。それをお小遣いとする。

 

 まずは、自分(夫)給料のみで生活費を賄います。これは、今後子供が生まれて妻が産休・育休そして時短勤務となることや最悪専業主婦での対応となった場合に備えて、一人の稼ぎで生活できなければならないと考えたからです。 そのため、自分(夫)給料で日常掛かる費用をすべて賄います。今後の子供の教育費や家を購入した際の住宅ローンも自分の給料からやり繰りするつもりです。逆に言うと、やり繰りできないような生活はしないということになり、無駄遣いも抑制できます。

 次に、妻の給料は基本的には手を付けず、全額を貯金か投資にしています。これは何か予期せぬ出費、まとまったお金が必要になった時や老後のためにお金を持っていく必要があるためです。

 最後に、夫婦のボーナスはお小遣いにすることにしました。これは毎月お金を分配するのが面倒くさいということがきっかけですが、こうすることで毎年変動するボーナスを生活費や貯金・投資から排除できるので、生活が安定するのと将来に備えて安定的に貯金や投資を積立できます。変動のあるボーナスに生活が影響されることはないというのはすごいメリットが大きいです。

 もちろん、お小遣いはもろに影響を受けることになりますが・・・

 しかし、その分、仕事を頑張るモチベーションになりますし、会社の業績アップに貢献しようというモチベーション(社畜魂)もでてきます。 

 

 この方式にしてから妻が妊娠・出産し現在育休中で子供は1歳ですが、現時点までは特に問題なく日々生活を送れています。数年続けてますが、特にデメリットも感じませんし、今後この方式が機能しなくなるかもと思うことも無いです。

 

 最後にまとめです。

まとめ

我が家の家計管理

①結婚前のお互いの資産には干渉しない。

②財布は統合し一つにする。

③細かいやり繰り方法は下記

  自分(夫)の給料:家賃&生活費含めた日常でかかる費用全て、残りはそのまま貯金として放置(想定外の出費に備えておく)

  妻の給料:貯金と投資

  自分と妻のボーナス:足して2で割り分配。それをお小遣いとする。

 

以上です。

インデックス投資、暴落が来ても本当に大丈夫!?

SANPUです。

最近、ロシアとウクライナの戦争や米国の利上げの警戒などにより世界的に株価が下がっています。

以前の記事で投資するなら全世界株インデックスか、米国株インデックスと書きましたが、暴落が来た場合、資産が減って戻らないのではないか気になりますね。実際に暴落が来た場合どうなるのか、過去の実績から見てみようと思います。

 

↓以前の記事はこちら。

 その1

sanpublog.com

 その2sanpublog.com

 その3

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 今回、下記3点を見ていきたいと思います。

①暴落しても元に戻り成長していくのか!?
②暴落時にどれくらい資産が減るのか!?
③暴落時、どれくらいの期間で元に戻るのか!?

①暴落しても元に戻り成長していくのか!?

まずは長期での全世界と米国のチャートです。

f:id:SANPU:20220315232403p:plain

 暴落が起きた日本バブル崩壊、ITバブル崩壊、リーマンショック、コロナショックの期間を黄色にしています。前回のグラフからもわかってはいましたが、歴史的な暴落が起きても結局は株価は元に戻り、何事も無かったかのように右肩上がりに成長していくことがわかります。短期投資であれば資産を大きく減らすことがありそうですが、長期で見ればあまり影響は無く見えます。

 また、長期投資終盤にこの暴落がきたらと思うかもしれませんが、もし20年程度続けていれば、今までの実績からはプラスになっていますのであまり心配はなさそうです。ITバブルの最大下落時は2003年あたりですが、7年前の1996年あたりの株価に戻っているだけなので7年以上投資を続けていればマイナスにはなってないですね。リーマンショックは最大下落時は2009年あたりですが、12年前の1997年あたりの株価に戻るだけなので、12年以上続けていればマイナスにはなっていません。(暴落によりプラス幅が減るのは悔しいとは思いますが・・)

②暴落時にどれくらい資産が減るのか!?

 実は上のようなグラフですと、株価が小さいときの暴落時の下落が小さく見えてしまいます。同じ10%の暴落でも、昔の株価が小さいときの10%(例:100円の10%=10円)と株価が大きいときの10%(例:1000円の10%=100円)では数値に差があり、昔になるほどグラフの減り具合が小さくなるためです。従って、グラフ上では暴落のイメージがつきづらくなります。その場合は縦軸に対数目盛をとったグラフにすることでイメージすることができます。

f:id:SANPU:20220315232857p:plain

 一番目のグラフでは日本バブル崩壊はほとんど暴落に見えませんでしたが、対数表示するとそれなりに見えますね。コロナショックと同じくらいでしょうか。

 一番目のグラフではITバブルやリーマンショックはコロナショックと同じくらいか少し大きな暴落程度に見えましたが、対数表示するとコロナショックの倍以上暴落していることがわかりますね。コロナショックでもかなり暴落したように思いましたが、ITバブルとリーマンショックはとてつもないですね。

 それぞれの暴落時の下落率を数値でまとめると下記のとおりです。

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 やはり、リーマンショックは凄まじいですね。全世界株では一時的に56%も資産を失ったことになります。短期での投資であれば、メンタルやられるかもしれませんね。

 長期で投資するとしても、この減少をどう感じるかは重要ですね。長期での運用であれば一時的な減少で運用を続けていれば何もなかったように成長していくはずですが、この一瞬でメンタルがやられるのであれば長期投資を続けるのは難しいと思います。

 これに関しては、自分がどのくらいの暴落に耐えれるかを想定しておくのが良さそうですね。「1000万円投資して500万円になるのであれば耐えられるけど、5000万円が2500万円になるのは耐えられないから投資はその間に抑えよう。」とか、「でも、貯金が5000万円別に用意できれば5000万円が2500万円になっても耐えれそう」みたいな感じで投資額や投資比率を考える感じですね。

 逆に、「株価値下がり中でバーゲンセールだからチャンスだ!買い増ししよう!」くらいに考えることができると良いですね。株価が下がれば下がるほど、のちの成長相場でより資産を増やすことができます。

③暴落時、どれくらいの期間で元に戻るのか!?

 それでは、暴落しもとに戻るのはどれくらいの期間を要するのか確認していきます。

下の表は暴落期間と元の株価に戻るまでの期間をまとめた表です。

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 1⃣は暴落前の最高値から最大下落時までの期間、2⃣は最大下落時から暴落前最高値に戻るまでの期間です。1⃣+2⃣は暴落開始から暴落前までの株価に戻る期間になります。

 これをみるとコロナショックは全世界は9ヶ月、米国は7ヶ月で元の株価に戻っており、1年待っていれば株価がプラスになっています。比較的元に戻るまでが長いのが、

ITバブル崩壊とリーマンショックです。全世界株ではともに80ヶ月程度で7年くらいかかっています。米国株はリーマンショックは66ヶ月ですが、リーマンショックでは92ヶ月と8年程度もかかっています。また、ITバブル崩壊とリーマンショックは連続して起きており、ITバブルで株価が復活しそうなときにリーマンショックで再度株価が下がるようなことになっています。それを考慮すると160ヶ月程度と14年間ぐらいも株価が戻らなかったことになります。

 株価が戻るのに14年となるとなかなか長く感じますね。短期目線の人には厳しいと思われます。ただ、長期目線の人であれば、問題ないと思います。投資終盤での暴落であれば上記したように暴落がきてもマイナスにはなっていませんし、投資序盤での暴落であれば今後20年程度見ておけばプラスになると考えられます。むしろ戻るまでの期間、割安で買い増せると思うと逆にチャンスです。

まとめ

 過去実績のチャートをみると暴落がきても結局は株価が元に戻り、右肩上がりを続けることがわかりました。また、例え暴落がきても、20年ぐらいでの長期運用をしていればマイナスになることも無いとわかりました。(今回の確認ではリーマンショックが最大で12年前の株価に戻るだけ。)

 最大下落率と株価が元に戻るまでの期間の表を再度貼り付けます。

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 最近の暴落の中ではリーマンショックが最大で56%の株価下落です。株価が下落してから元に戻るまでにはITバブル崩壊が最長で92ヶ月でした。ただ、ITバブル崩壊から株価が復帰した瞬間にリーマンショックが発生したため、ITバブル崩壊から実際に株価の成長を感じられるまでは160ヶ月程度かかっています。約14年ですね。

 最悪、自分の資産が56%減り、それがだいたい14年間元に戻らない可能性があるというのが最悪ケースとして想定しておく必要があるということですね。それらを考慮し投資額や比率を検討するべきと思います。暴落での資産減と長期間戻らないことで投資を止めてしまうのが一番の損失です。

 今まで書いてきたことを頭に入れておけば投資終盤での暴落であれば暴落がきてもマイナスにはなりませんし、投資序盤での暴落であれば今後20年程度見ておけばプラスになると考えられますので一時的な暴落に怯むことは無いと思います。逆に、暴落しそれが続くことはバーゲンセールで割安で株が買い増せると思える気がします。 

 ちなみにこの結果は初期に投資し、追加投資をせずに運用を続けた場合です。毎月定額で購入する積立投資をしていれば14年間もマイナスが続くなんてことは無いのです。これはドルコスト平均法と呼ばれる手法により平均化されるからなんですが、これについてはまた別の機会に書いていこうと思います。

 

以上です。 

(その3)投資初心者の社畜がインデックス投資先を考える。全世界!?米国!?先進国!?新興国!?日本!?

SANPUです。

 2回にわたって各地域の指数をみてきました。

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 その結果、自分が出した結論は、

「米国株インデックスと全世界株インデックスの両方に投資をする!」

です。ベタですが結局これです。これ以上は絞れませんでした。 

 

 その理由は以下です。

①米国の成長は魅力的、今後も成長してくれると信じたい。
②今後どの国が成長するかわからないので、米国が伸びなかった場合に備えてすべて含めて投資したい。

 

①米国の成長は魅力的、今後も成長してくれると信じたい。

 長期の結果から、やはり米国の他を凌駕する傑出した成長力に期待したいということです。今後も米国がずっと高成長し続ける保証は無いのはわかりますし、不調な時期が今後あるだろうということもわかります。今後の未来がどのようになるかはわかりませんが、20年以上の長期で運用する場合、傾向として大きくずれることはないのではと自分は信じています。

 最悪、米国が没落し衰退していく可能性も0ではないとは思いますが、資本主義のリーダーとしての存在はそう簡単には覆らないのではと思います。なぜなら、米国は先進国では珍しく、経済成長に重要な人口が今後も増加していく国ということと、GAFAMなどのハイテク企業が今後も成長し新たなテクノロジーが次々に生まれていく国だと思うからです。中国やインドなどの台頭も今後もあるとは思いますが、米国の衰退まではいかないと予測しています。それにもし、米国が衰退しているとしたらその他の国もただでは済んでいないだろうと思いますし、資本主義社会自体が何かしら危機にあり、投資どころか貯金したお金すらも意味をなさないようになっているような気もします。

②今後どの国が成長するかわからないので、米国が伸びなかった場合に備えてすべて含めて投資したい。

 特定の地域や国に投資したはいいものの調子の悪い時期が続いた場合、その地域を信じて投資し続けることはメンタル的に厳しいかもしれないので、その心配が不要な全世界も投資先にしておけば安心と考えました。もし米国が伸びなくてもそれ以外のどこかの国は成長するだろうと考えているため、どこがきても良いように全世界にも投資した方が良いと思います。もちろん、全世界に投資することである特定の国の急成長は平均化されるため、著しく高いパフォーマンスは期待できないのかもしれません。しかし、将来どこの地域・国が成長するのかを確実にあてることはできませんので、どこがきてもその恩恵をうけられるようにしておくことは重要と思います。投資は負けないことが重要だと思います。

 また、昔の日本みたいな異常な成長を見せる国が今後出るかもしれません。そんな時に、それを取りこぼすことはすごい悔しいし後悔しそうな気がします。

 全世界に投資しておけばどこが成長しても恩恵を受けられるだけではなく、そもそもどこの地域・国が成長するかをいちいち考える必要が無いため、精神的にも良いと思います。全世界インデックスに投資しておけば、自動で成長している国の投資比率を多くし、不調な国の比率を落としてくれます。要はほったらかしにするだけでよいので楽です。 

 今後、全世界的に経済成長することが約束されているわけでは無く、全世界的に経済が衰退する可能性も0ではないと思いますが、それはさすがに無いだろうと自分は信じています。今後も世界全体では人口は増加しますし、人間に欲がある限りはより良い生活を求め目指し続けると思っているので、成長は止まらないと考えるからです。

 もし、今後の世界経済に対して悲観的な見通しをもっている人であれば、投資はするべきではないと考えます。そのように世界経済が衰退するのであれば、資本主義も崩壊していき貯金すら意味を成さないようになっていくような気もします。荒廃した世界になっていき、常に命の危険がつきまとうような世界になってるかもしれませんw

 自分は今後も世界経済は間違いなく成長すると思っています。

最後に

 自分は実際に全世界と米国の両方に投資しています。成長力を期待する意味での米国と、大きな成長は期待できないが平均的に着実な成長をしてくれて米国が万が一不調な場合の精神安定剤としての全世界の二段構えです。投資を初めてまだ数年で、そんな莫大な額を投資しているわけではありませんが、昨今のロシアとウクライナの戦争や米国の金融引き締め警戒による株価下落でも今のところプラスですし、精神的にも特に気にはならないので自分には合っていたのかなと思います。

 以上です。あくまで投資は自己責任ですが、参考になれば幸いです。

(その2)投資初心者の社畜がインデックス投資先を考える。全世界!?米国!?先進国!?新興国!?日本!?

SANPUです。

 前回は全世界、米国、先進国、新興国、日本の指数の長期成績を比較しました。

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 1988年から2022年では米国がとびぬけて成績が良く、次に新興国という結果でした。そこから、この2つに投資したくなるのですが、本当にそれで良いのかもう少し細かく見てみてみようと思います。 

 まずは前回のグラフをいまいちど表示してみます。

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 やはり米国が1番で新興国が2番でその他はパッとしないように見えますね。やはり米国か新興国しかありえないと思ってしまいますね。

 しかし、細かいところを意識してみると地域ごとに成長している時期としていない時期があることがわかります。自分では下記ポイントが気になりました。

①2000年代はあまり米国は成長していないように見える。
②2007年以降は新興国はあまり成長していないように見える。
③日本って本当にずっとこんな感じなの!?

ということで、この3点について詳しく見ていこうと思います。

①2000年代はあまり米国は成長していないように見える。

 2000年代のみ抽出したグラフがこちら。2000年1月時点の株価を100%として2011年までの各指数の騰落率です。

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 「なるほど、やはり新興国は優秀ですな。」というように新興国へ注目がいきがちですが、注目すべきは米国です。11年間で全く成長していないのがわかると思います。1988年から2022年の34年間ではあれだけ驚異的な成長を示していた米国がこの11年間は成長しているどころかマイナスになっています。新興国以外すべてマイナスですが、米国は全世界や先進国にも負けています。(日本は一旦置いておきますw)

 このように切取る時期を変えるだけで景色がガラリと変わります。2000年代の11年間は米国が不調の年ということがわかります。もし2000年に米国への投資を始めたとして、このような11年間不調が続く状況で米国へ投資し続けることはできるでしょうか!?途中で新興国などへ切り替えたくなりそうですね。

 このように、34年間の成績をみると米国に投資をすれば良いと簡単に考えられますが、それはあくまで結果論であり、途中このような不調な時期もあるのです。常に成長し続けているわけではなく、このような不調の中で信じて投資を続けることは簡単ではないと思います。

②2007年以降は新興国はあまり成長していないように見える。

 2007年から2022年の15年間を抽出したグラフがこちら。2007年1月の株価を100%として2022年までの各指数の騰落率です。

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 先ほどと同じように「なるほど、やはり米国は優秀ですな。」というように米国へ注目がいきがちですが、ここで注目すべきは新興国です。15年間で全く成長していないのがわかると思います。1988年から2022年の34年間では米国の次に成長した地域でしたが、この15年間はほとんど成長がみられません。全世界や新興国にも負けています。(ここでも日本は一旦置いておきますw)

 もし、2010年にタイムスリップした時を考えてください。それまでの1988年から2010年の22年間や2000年から2007年の7年間の過去実績では新興国が一番成長しているため、「これからも新興国だ!」と思って投資していたら今頃全く資産が増えておらず、他の地域に投資をしておけば良かったと後悔することになっていると思います。今後、もっと長期で運用を続ければ驚異の成長をして米国につづいて2位に戻るかもしれませんが、それを信じて今後も投資し続けることはできるでしょうか!?自分には少し難しいと思いました。

 このように34年間での結果論から投資先を簡単に決めると、後悔することになるかもしれません。

③日本って本当にずっとこんな感じなの!?

 今までのグラフをみると、「日本なんて投資する意味無いよね。」と思います。ただ、もっと昔の年代をみるとびっくりする光景が見えます。

 下のグラフは1970年から1990年までの各指数の騰落率です。全世界と新興国は情報が無かったため省略しています。

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 「なんだこれは!!!」と思うような結果です。今までのグラフからは想像できないくらい日本が異常な成長を見せています。この20年間で日本に投資し運用を続けていれば約42倍になったということです。100万円が4200万円まで増加したことになります。先進国は約6倍、米国は約3倍なので日本の一人勝ちです。この時期は日本の高度経済成長と1980年後半はバブルの時代ですね。自分は生まれる前なのでバブルと言われてもイメージできないですが、これをみると異常だったのがわかりますね。

 1988年から2022年までの34年間では全く資産が増えていないため、投資先から真っ先に外してしまいそうですが、日本にもこのような調子のよい時代があったのです。今後も同じように日本が異常な成長を見せるかもしれません。同じような成長が100%無いとは言い切れませんので。(でも、やっぱりそれは無いかな・・・) 

 ただ、日本以外にこのような異常な成長をする国がでてきてもおかしくはないのかなと思います。1988年から2022年までの34年間で成長していないからといって投資先から外すのもまた考えものですね。

ここまでのまとめ

 前回の記事を踏まえて、本当に米国と新興国が投資先として良いのかを考えてきました。その結果、切り取る時期によっては米国も新興国もほとんど成長していない時期もあることがわかりました。また、1988年からは全く成長をしていない日本もそれより前は他の指数を凌駕する異常な成長をしている時期があることもわかりました。

 今回の結果から、ある一つの地域が常に優れているというわけではなく、年代によって好調・不調があることがわかりました。長期では米国が一番でしたが、今後も同じように一番の成長をする保証は無いですし、2000年代のような不調が今後ずっと続く可能性も0ではないです。米国に限らず、新興国でもその他の地域でも同じことが言えます。また、日本がまた異常な成長をするかもしれませんし、その他の国で日本のような異常な成長が起こる可能性も0では無いのです。

 長期で投資・運用することに置いて、他の指数よりも調子が悪い時期は必ずあり、どこが一番良いかを確実にあてることは難しいのだと思います。投資を始める時期と止める時期で結果は大きく変わることになります。

 今回の結果から、同じ国や地域にブレずに信じて運用を続けることは難しいと感じました。将来どうなるかわからない、一時的に不調な時期が続く中で、信じて投資し続けるメンタルはそれなりに必要なんだと思いました。過去実績はあくまで参考にしつつ、今現在の状況を考慮しつつ自分で納得のできる投資先を見つけることが重要と思います。

 次回は、前回と今回の確認結果を踏まえてSANPUの考える投資先の結論を書いていこうと思います。

(その1)投資初心者の社畜がインデックス投資先を考える。全世界!?米国!?先進国!?新興国!?日本!?

SANPUです。

 

 以前、社畜がやるべき資産運用として投資信託やETFでインデックス投資をおススメしました。

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 今回はインデックスの投資先について、どの地域の指数が良いかを考えていきたいと思います。インデックス投資をするのであれば、長期でより安定的、より良い成績をだせる商品へ投資したいと思うはずです。今回の記事では過去の成績を比較しどれに投資すべきかが参考になるかなと思います。自分も投資初心者であり、記事を書きながら自分の投資先に対する考えをいまいちど整理しました。

 結論から言うと全世界株か米国株のどちらかかもしくは両方でインデックス投資をするのが良いと思いました。元々自分は両者の特徴を考慮したうえで両方ともに投資をしていますが、引き続き続けていこうと考えています。

 

インデックス投資の選択肢としてはどのような種類があるか?

 インデックス投資をする場合、ほとんど下記のどれかへ投資することになると思います。

①全世界株インデックスファンド :先進国&新興国を含めた全世界株の指数に連動するファンド
②米国株インデックスファンド  :米国のみで構成された指数に連動するファンド
③先進国株インデックスファンド :先進国株のみで構成された指数に連動するファンド
④新興国株インデックスファンド :新興国株のみで構成された指数に連動するファンド
⑤日本株インデックスファンド  :日本株のみで構成された指数に連動するファンド

 ①~⑤の各地域ごとに複数の投資信託商品があります。同じ地域名の商品でも連動する指数が商品により異なることがあるため、商品により多少の成績の差はありますが、ほとんど変わらないと思います。そのため、どの地域に投資するかを決めて、あとは信託報酬ができるだけ低い商品へ投資することが重要と思います。

各インデックスファンドの過去実績を比較

 では、実際に各インデックスファンドの過去実績を比較していきます。

 指数としては下記を使用しています。同じ国や地域でも複数種類の指数があり、指数によって多少成績は変わりますが、大きくは変わらないためこれで地域ごとの傾向はつかめます。

・全世界株:MSCI MSCI All Country World Index
 先進国23か国、新興国25か国の大型・中型株で構成されており、全世界株式の時価総額の約85%をカバーするインデックス。
・米国株:MSCI USA
 米国の大型・中型株で構成されており、米国株式の時価総額の約85%をカバーするインデックス。
・先進国株:MSCI World Index
 先進国23か国の大型・中型株で構成されており、先進国株式の時価総額の約85%をカバーするインデックス。
・新興国株:MSCI Emerging Markets Index
 新興国25か国の大型・中型株で構成されており、新興国株式の時価総額の約85%をカバーするインデックス。
・日本株:MSCI JAPAN
 日本の大型・中型株で構成されており、日本株式の時価総額の約85%をカバーするインデックス。

 

 まず、全世界株、米国株、先進国株、新興国株、日本株の長期での騰落率をまとめたグラフを見ていきます。1988年1月時点を100%とした場合の2022年までの各指数の騰落率です。 

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 このグラフを見ると1988年から2022年の34年間では米国株が一番成績が良く、34年間で約1900%増加、すなわち約20倍になっています。

 1988年に100万円投資していれば今頃2000万円になっていたということです。多少の上下変動はありますが、長期でみると右肩上がりです。昨今は米国株ブームですが、これをみると米国株に投資しておけば間違いないと言われるのも頷けます。特に2010年以降の成長が著しいです。これはGAFAMなどのハイテク企業の急成長によるものです。

 逆に日本株を見ると、ほとんど横一線なのがわかります。34年間運用していても全く資産が増えなかったことになります。銀行に預けるのとほとんど変わりませんね。

 同じ100万円を運用したとして、34年後に米国株であれば2000万円、日本株であれば100万円です。投資する商品を間違えるとこのような差が生まれるということです。減っていないだけ良いとは思いますがこの差は非常に恐ろしい・・・

 逆に米国に投資していれば100万円が2000万円になったということなので、投資をしていなかった場合、このチャンスを逃したことになり、それはそれで恐ろしいと自分は思います。

 その他の地域も見ていきましょう。全世界株と先進国はほとんど差が無いですね。自分も重ねてみて初めて知りました。若干先進国の方が良いかなくらいですが、だいたい両者とも7~8倍です。米国の驚異的な成績をみてからだと少ないような気がしますが、100万円が34年間で約700~800万円になるので十分でしょう。銀行に預けるよりは断然良いです。

 新興国株はだいたい12倍くらいですね。100万円が34年間で1200万円。こちらもかなり魅力的ですね。ただ、新興国のグラフをみるとかなり上下の変動が激しいように見えます。1990年代や2000年代は急激な上昇で米国を上回っていますが、そこからあまり伸びずに最終的には米国に抜かれている状況です。成長にムラがある感じですね。また、暴落局面では他の指数よりも低下率が大きいのでそれなりにリスクが高いことがわかります。

 上記の結果をみると、長期的に運用するなら米国か新興国に投資をすれば資産を増やすことができるんだと思いますね。ただ、今後の34年間も同じ結果となることが保証されているわけではないので注意は必要です。将来米国が没落する可能性だって0ではないと思います。また、34年前から米国や新興国に投資しておけばと後悔したくなりますが、そんな簡単な話でも無いのです。34年前に米国と新興国が34年後にこのような資産増加を果たしていると予測することができた人なんていなかったと思いますので・・

 今回の結果は1988年から2022年の34年間ではこうだったというだけで、あくまで結果論になります。

 しかし、そうは言っても34年間という超長期でみてこの結果なのだから、今後もこのような傾向になる可能性が高いのではないかなと思えますし、自分で投資先を決めるうえでの判断材料の一つとして参考にはなるかと思います。

 ただ、今回の結果だけで満足し投資先を決めるのは早いと思います。今回のグラフからは見えずらいですが、実は切取る期間によっては景色がガラリと変わってきます。このグラフでは見えずらい現実も鮮明に見えてきます。その現実を考慮して投資先を決める必要があります。次回、これらの指数について、期間を分けて細かく見ていき、最適な投資先について考えていきたいと思います。

ここまでのまとめ

 1988年から2022年の34年間運用を続けた場合は下記結果となります。

①全世界株インデックスファンド :7~8倍 (100万円が約700~800万円になる。)
②米国株インデックスファンド  :20倍 (100万円が約2000万円になる。)
③先進国株インデックスファンド :7~8倍 (100万円が約700~800万円になる。)
④新興国株インデックスファンド :12倍 (100万円が約1200万円になる。)
⑤日本株インデックスファンド  :1倍 (100万円が100万円になる。)

 米国が驚異の20倍という結果で、魅力的な投資先ですね。次に新興国が12倍で、これも十分魅力的と思います。その次は全世界・先進国が同等で7~8倍で、米国・新興国と比べるとパッとしませんが銀行に預けるよりは断然良いです。そして、残念ながら最下位は日本で1倍(=変化なし)でした。リスクを冒して投資しているのに銀行に預けるのと同じで変化なしというのは何とも情けない結果ですね・・・

 この結果から、投資先を間違えると大きな差が生まれることと、適切に投資できれば資産がかなり増えることがわかりました。

 今回の結果からみると米国もしくは新興国への投資が正解と思われるかもしれませんが、あくまで過去34年間の結果論でかありません。今後も米国が一番成長し続ける保証はありませんし、米国が没落する可能性だって0ではありません。また、切り取る期間を変えるだけで景色がガラリと変わります。

 そのため次回はもう少し細かく各指数を見ていき、どこへの投資がベストかさらに深堀したいと思います。

株式投資にはどんな種類の商品があるのか!?

SANPUです。

 社畜にも株式投資するべきだと思うと前回書きました。

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 「株式投資ってことはある企業の株式へ投資するってことでしょ。その企業が倒産でもしたらと考えるとコワい・・・」と思われる方もいるかもしれないですが、株式投資の商品はある企業の株式(個別株)だけではありません。

個別企業の株式を買うよりもずっとリスクを減らすことができる商品もあります。

これから株式投資を始めるとして、大きく下記の3つの商品があります。

①個別株
②投資信託
③ETF

 今回は3つの特徴について整理し、どれが長期の資産運用でベストか書いていこうと思います。

 結論から言うと、投資初心者が長期で資産形成するには②③でインデックスファンドへの投資が良いと思います。 ただ、投資は自己責任なので最終的には自分が納得できるものを買うのが良いでしょう。

 ではそれぞれの特徴について書いていきます。

①個別株

 これは通常イメージする株式投資そのものだと思います。例えば「トヨタ」の株であったりというような感じで、ある企業の株を買うということです。日本の企業以外にも「Google」や「Amazon」といったアメリカ企業の株を買うこともできます。

 一つの企業の株を買うので自分が何に投資しているのかわかりやすというところはあるかもしれません。ただ、投資した企業が業績不振になったりすると損しますし、倒産なんてすればお金を失います。そのため、一つの企業に投資するのはそれなりにリスクがあると言えます。確実に倒産することはなく成長していく企業を見分ける自信があるのであれば効率的に稼げますが、初心者では難しいと思います。

 また、日本の株の場合、100株単位でしか購入することができず、ある程度まとまった金額が必要になります。そのため、複数の企業に分散してリスクを減らすということも難しいです。ちなみに2022年3月2日時点でトヨタの株は1株で2133円のため、トヨタに投資するのは20万円程度必要になります。20万円を一つの企業に投資するのは貧乏な社畜には厳しいですし、トヨタであっても業績不振の可能性な無いことは無いので少し恐いです。さらに、ユニクロを運営する(株)ファーストリテイリングの株価は2022年3月2日時点で株価は63290円なので、投資するには最小単位の100株でも600万円必要です。これはまず不可能ですね・・・社畜の自分には絶対に手が届かない・・・

 アメリカ株の場合は、日本株とは異なり1株単位で購入できますので、日本株よりは少額で投資しやすいこともあります。また、複数企業の株を購入しリスク分散しやすいと思われます。ただ、AmazonやGoogleへ投資する場合は数十万円程度必要ですが・・・

 ちなみに自分が株式投資を始めた際は、よくわからずとりあえず馴染みの日本企業の株を小額買いました。結果としてはだいたい含み損を抱えています。

 自分の場合は、まずは株式投資を知るために勉強のつもりで買いましたが、そういった目的であれば良いと思います。とりあえず株を購入し毎日値動きを見ることで、株式投資のイメージも付きますし、値上がりや値下がりした際の自身の感情変化も把握することができます。 比較的知名度があっても株価が数百円程度の安い企業もありますのでそういった銘柄で勉強してみることは正直おススメです。まずは行動してみることで得るものは大きいです。株式を購入すると自然に経済ニュースなどにも興味がでてきますし。

 

 勉強の場合というのは一旦置いておいて、一つの企業に投資するために大きな金額が必要&リスク分散できない個別株のデメリットが無く、堅実な資産形成ができると考えられるのが以降の②や③になります。

②投資信託

 投資信託とは、多くの投資家から集めたお金をひとつの大きな資金としてまとめ、運用の専門家がその資金を株式や債券などに投資&運用する金融商品のことです。投資家はその成果を投資額に応じて分配されます。

 簡単に言うと、お金を投資のプロに預けて代わりに運用してもらうということです。投資信託のことをファンドと言ったりもします。

 プロに運用してもらうということで自分で個別株を購入するのとは異なり信託報酬と言われる手数料がかかります。プロに投資&運用してもらうためにかかる経費ということで投資信託を保有している間ずっと支払い続けるものになります。しかし、優良ファンドでは0.1~0.5%程度であり、100万円投資しても年間1000円~5000円程度でそんなに大きい額ではありません。信託報酬というデメリット以上にメリットが大きい思います。具体的には次のようなメリットがあります。

・小額から投資を始めることができる。

 だいたい100円から投資できる商品が多いです。

・投資のプロに運用してもらうため銘柄選びの知識が必要なく、ほったらかしできる。

 自分で企業の業績や今後の成長性等を調べる必要が無い。また、毎日株価をチェックして売買をしたりする必要もなく基本的にはほったらかしにできます。

・毎月〇〇〇円投資するというように積立投資ができる。

 積立設定で毎月同額ずつ自動で積立投資を続けることができる。

・小額で複数銘柄へ投資することができ、リスク分散ができる。

 投資信託では商品一つで複数銘柄へ投資していることがほとんどであり、少額でリスク分散が可能。1企業の倒産や業績不振のリスクを心配する必要はあまりない。

 

 このように、個別株投資のような小額投資ができず、リスク分散が難しいといったデメリットが無いため、比較的安心できます。

 投信信託には大きく分けて、「インデックスファンド」、「アクティブファンド」、があります。それぞれ簡単にまとめると下記表です。

 インデックスファンドは指数に連動した成績を目指して運用されるもので、小額で市場全体に投資することができます。指数というのは日本でいうと日経平均とかアメリカでいうとS&P500などである国全体や複数企業の株価の動きを表しているものです。100円程度で日本やアメリカほぼ全体の銘柄に分散投資できるということです。そのため個別株のように一つの企業の業績不振や倒産等の影響はほとんど受けることはなくリスク分散ができます。特に分散効果が高い全世界の指数をめざすインデックスファンドや今までの実績から長期成績が一番良いアメリカの指数を目指すインデックスファンドなどがおススメです。

 アクティブファンドは指数以上の成績を目指して運用するファンドです。それを聞くと「インデックスファンドよりも良いのでは!?」と思いますが、デメリットもあります。まずは信託報酬が高いことが多いです。また、指数以上を目指すというだけで結果的に指数以下になる可能性もありリスクは高めです。実際には、長期の成績では8割のアクティブファンドはインデックスファンドに負けているという話も聞きます。

 それだけどんな投資のプロでも株式市場で良い成績を出し続けることは難しいということです。初心者ならなおさらですね。負けないことが大事だと思いますので大人しくインデックスファンドに投資をして市場の動きに身を任せるのが最適ではないかなと思います。

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③ETF

 ETFとはExchange Traded Fundの略で日本語では上場投資信託と言います。②で説明した投資信託との違いは上場しているかしていないかの差です。まとめると下記表のような形です。個別株のように株式市場でリアルタイムで購入できる投資信託というイメージです。売買しやすいといったメリットはありますが、毎月同額の積み立てや配当の再投資が自動でできないなどのデメリットはあります。

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まとめ

 ①株式、②投資信託、③ETFについてまとめておきます。

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 株式投資には個別株以外にも投資信託やETFがあります。それらの方が小額で分散投資ができリスクを減らすことができます。

 初心者には投資信託かETFを購入し小額から分散投資するのが良いと思います。さらに、貯金の代わりに毎月同額ずつ投資できる投資信託を使用して投資していくのが良いのではないかと思います。これにより、銘柄分散と時間分散効果で限りなくリスクを低減できます。

 また、購入するのは投資信託の中でもより分散が効いた全世界インデックスファンドや今までの実績から好成績な米国インデックスあたりがおススメと思います。

 自分も全世界と米国のインデックスファンドへ積立投資しています。

全世界や米国などの指数ごとのパフォーマンス詳細については今度書こうと思います。

社畜でも資本主義社会で豊かになる方法、それは株式投資で社畜 兼 資本家になることだと思う。

SANPUです。

 

前回、「r>g」という社畜には絶望的な法則の話をしましたが、

資本主義社会においては社畜である以上いつまでたっても豊かにはなれないという現実があります。その法則を知ってから自分は投資を始めました。

(↓前回の「r>g」についての記事はこちら) 

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それまでは社畜として馬車馬のように働き、生活費以外は貯金といった生活でした。毎月、通帳の残高が増えていくのを見てにんまりし、モチベーションを保っていました。(笑)

 

「r>g」の法則を知ってからは、

社畜として仕事に励み、その対価としてもらう会社からの安月給だけで生活し続けても豊かにはなれず疲弊していくだけだと考えました。いくら貯金が増えようがg側にいれば相対的には貧しくなっていくことを知り、貯金残高が増えていくのを眺めているだけではいけないと思いました。

 

では、社畜として働けば働くほど相対的に貧しくなっていく資本主義の現実に抵抗するにはどうすべきか!?

それはr側になる、すなわち会社の上、資本家になれば良いのである!

 

それならば起業でもするのか!?と言われると、そういうわけではない。

自分のお金で会社を作っても良いのだが、それなりに勇気がいるしなかなか難しいと思う。

そんな小心者の社畜が身の丈に合わせてできる抵抗が株式投資だと思う。

 

株式投資なら余剰資金さえあれば小額からでも始めることができる。

証券口座をつくるだけで準備は完了する。今はネット証券会社もたくさんあり簡単かつ無料で証券口座を開設できるため、簡単に株式投資を始めることができる環境だ。

株式投資により社畜でも会社に出資する株主の立場となることで簡単に資本家の仲間入りができるのだ。

 

だが投資というと、下記のような声も聞くことがあり、踏み出せない人も多いかと思う。自分も最初はそのような考えででした。

 

 1.投資はギャンブル。お金が減ってしまう可能性があるから危ない。

 2.少額で投資をしたところで、あまり効果は無い。

 3.本業の投資家がたくさんいるなかで初心者が投資で勝てるはずがない。

 

これは株式投資を知らない人が、知ろうともせずに抱いているイメージにすぎない。

正しく理解すればそんなに心配するようなことではないと気付くものだ。

 

有名な古代ギリシャの哲学者であるソクラテスの「無知は罪なり」という言葉があるが、まさにそうである。

株式投資について知らない人が、適当なイメージで恐怖を煽ることを言い、

行動しようとする人を止めてしまい皆で損をしているのである。

「r>g」の法則をもつ資本主義社会では、株式投資で資産運用しないことの方が危ない行動なのだが・・・

 

上の3点について自分の思うところを書く。

今後別でもう少し詳しく書いていきたいと思う。

 

1.投資はギャンブル。お金が減ってしまう可能性があるから危ない。

確かにお金を減らす可能性が無いとは言えない。それに投資は自己責任なので誰かに損失を保証してもらうこともできない。投資のやり方によってはある意味ギャンブルにもなり得るとも思う。

ただ、それは間違った方法やリスクを取りすぎた場合であって、長期間をかけて堅実に運用すれば、損する可能性は限りなく小さい。堅実な運用とは何か!?については自分の考えを後日書こうと思う。

ちなみに銀行にお金を預けていれば減らないと思っているかもしれないが、絶対値は確かに変わらなくても物価は緩やかに上昇していくので相対的には徐々に減っていってますよ。

 

2.少額で投資をしたところで、元手が少ないとあまり効果は無いから無駄。

確かに大金があればそれだけ資産を増やすことができるため効果は大きい。しかし、少額でもやらないよりはやった方が良いだろう。そのまま持っていても増えないし、適切な方法が運用すれば「r>g」の法則から考えるに給料の増加率よりは増えていくのだから。

また、少額でも長期で運用し複利の力を利用すれば大きな効果となります。

かの有名なアインシュタインの言葉で「複利は人類最大の発明」がある。

まさにその通りだともう。複利を味方につけるか敵にするかで大きく人生が変わる。

このあたりはまた別で書こうと思う。

 

3.本業の投資家がたくさんいるなかで初心者が投資で勝てるはずがない。

これも投資のやり方次第ではそうかもしれない。デイトレードや個別株のみの投資であれば知識も必要だし、初心者が勝ち続けることは難しいかもしれない。

ただ堅実な投資とはそういったものではなく、長期での分散投資だ。

大きく勝つ必要な無いんです、負けない投資をすればいいのである。

自分が言っている株式投資は一発逆転を狙う投資ではなく、あくまで時間をかけてでも資産を増やしていく話だ。

ちなみに銀行に預けていれば現状維持で負けることは無いと思っているかもしれないが、「r>g」の法則から資産運用をしている人と比べると貧しくなっていっていますよ。

 

まとめ

「r>g」の法則の前には、社畜として給料だけで生活していても相対的に貧しくなるだけだ。社畜も株式投資を初めて社畜 兼 資本家となるべきと思う。

株式投資について知らない人が不安を煽るようなでたらめを言うかもしれないがが無視してチャレンジすべきと考える。なぜなら、銀行預金で貯金していても株式投資をしている人と比べると相対的にお金が減っていっている事実があるからだ。

小額から始めればリスクも小さいし、やってみて合わないならやめればいいだけだ。

ちなみに自分は株式投資を初めてから日々勉強していくうちに、「なぜもっと早く気付かなかったんだ。大学生のうちから知っていれば・・・」と後悔するようになった。

社畜はすぐにでも株式投資を初めて社畜 兼 資本家にアップグレードするべきだ。

最初は小額からで慣れれば増やしていきrの比率を増やしていくのが良いともう。

そして、gよりもrの方が大きくなった時、資本主義の恩恵をうける立場になるのである。

社畜にとって絶望的なお金に関する事実、「r>g」という法則

SANPUです。

 

大学卒業後、夫婦共々社畜となって10年に近づこうとしている。

社畜でも頑張って働いていれば、いつかは報われる、そう考えたいものだが、

現実はそうはいかない。絶望的な法則がある、今回はそんな法則について。

 

突然ですが、皆さんは「r>g」という不等式を知っているでしょうか!?

 

これはトマ・ピケティというフランス人経済学者が『21世紀の資本』という著書の中で示した不等式です。「r」は資本収益率、「g」は経済成長率です。

 

何それ!?となるかもしれないが、

これは社畜にとっては絶望を感じる不等式なのである。

簡単に言うと、資本主義社会では

「資本家の資産の成長 > 労働者の給料の成長」

というルールで成り立っているということだ。

ようは労働者の給料の増加スピードより資本家の資産の増加スピードの方が速いですよということ。つまり、現在の資本主義社会では時間とともに貧富の格差がどんどん大きくなっていくという法則だ。

 

社畜が馬車馬のように働けば働くほど、会社、さらにその上の株主(=資本家)がそれよりも裕福になっていくというもの。相対的には社畜はどんどん貧しくなっていくということ。

なんという理不尽な真実だろうか・・・

 

こんなのでたらめと思いたいが、

ピケティさんが20か国以上直近200年程度の状況を調査した結果であるから、信用に値する数値なのだろう。

 

その差がどれくらいのものになるのかイメージしやすくするためグラフを作ってみた。

仮に20歳で働き始めて年収が400万円だとしよう。そしてピケティさんの著書にある経済成長率(労働者の年収増加:1~2%)の中間をとって1.5%ととした場合、60歳の定年時点では、年収720万円程度に増加していることになる。

それに対して、資産家が持っている400万円の資産は資本収益率(資本家の資産増加:5%)とすると40年後には3000万円近くなるということだ。2300万円も格差が広がる計算になる。

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これはあまりに理不尽な・・・と思うかもしれないがそれが資本主義社会なのだ。

 

それを知ってしまうとこのままではいられない・・・

社畜にもできる抵抗がある!

よし、皆でボイコットだ!!暴動だ!!!

 

ということではない(笑)

資本主義はそのように設計された社会なのでそんなことしても何も変わらない。

では、どうするべきか!?

 

それは資本家側にまわるしかないということだろう。

資本家になることで r 側の成長を獲得することができる。

 

急に資本家になれと言われてもどうすればいいの!?ということだが、

その方法の一つが投資ということになる。

 

投資なんてお金が減る可能性もあるから危険だろうと言う人もいるだろう。

確かに「お金が減る可能性がある」は事実であり、減っても自己責任なのが投資である。

だが、堅実に行えば有効な資産形成となり得るのもまた投資であると考える。

さらに「r>g」の事実の前では、逆に投資をしない方が大きなリスクではないかと感じる。

少なくとも自分はその事実に気づいた数年前から投資を始めてます。

社畜でも投資をして資本主義社会に対する抵抗をすべきだと思う。

 

これからはこのようなお金の話を気ままに書いていこうと思います。

投資についてはまた後日、書きたいと思います。

 

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